日本テレビで乳癌の特集をやっていたので見ました。
痔かなと思ったら肛門科、目のことなら眼科という風に、症状によって受診する科はたいていはわかるものであるはずだ。
しかし「胸にしこりが・・・」という時、どこに行けばいいのかわからない人、「産婦人科かしら?」という曖昧な人がほとんどらしい。私もその一人であった。
日韓W杯の年だっただろうか。私が、今回とは別の場所にしこりを見つけて、(結局それは良性だった)総合病院に行った。私も「婦人科」などかと思っていたら、「外科に行ってください」と言われて驚いたものである。(外科って、ケガのイメージだった)
だから、今回のしこり(癌)を自分で発見したときも、すぐ外科に行った。結果、早期発見となったのだ。
でも、発見が何年も遅れて全摘出を免れなかった人たちがいることを知った。婦人科、内科を転々としているうちに、癌が大きくなってしまったのである。
乳腺専門の病院でさえも「乳腺科」「乳腺外科」の看板を掲げることができない。法律で認められていないのだ。その理由は、医療整備が整っていないとか、乳腺に精通しない医師が看板を掲げて誤診を招いたり、利益のためにむやみに看板を掲げる病院が増えては困る、というものである。
しかしここまで乳癌患者が増え続けている今、看板を許可してほしいという乳癌患者の会の願い入れを10年も引っ張っている厚生労働省の態度は怠慢なのではないか?と思う。その間どれだけの議論がなされたのか?厚生省の担当ですら、乳癌は外科だということを即答できない事実・・・!!さらに日本乳癌学会も看板を許可することには「急ぐべきではない」としている。
今はインターネットなどで情報はとれるから、外科を選択することもできるけれど、パソコンを使わない人にとっては、情報があまりにもなさすぎで、右往左往する結果になっているというのが実状なのだ。
しかもそれが人の命に関わることであるのなら、またこれから受診しようと思う人が行動しやすいのなら、「乳腺科」を外の看板に掲げられることを認めるべきだと思う。
早期発見なら5年以内生存率が90%の乳癌。遅れることで犠牲が増えるのなら、早期発見を促す方法を考えていくのが先決でしょう。
私も「まさか私が癌だと思ってなかった」一人。決して他人事ではないのだ。